第2回大学体育研究フォーラム 開催のお知らせ(第3報)

新企画 ラウンドテーブル in 第2回大学体育研究フォーラム

第2回大学体育研究フォーラムの2日目午後 (13:30-14:30) に、新企画のラウンドテーブルが開催されます。

5つの企画のレジュメを以下に紹介いたします。みなさま、ふるってご参加ください。

RT1 教育振興基本計画に準じた大学体育の役割と課題

企 画 者: 丸井一誠(精華女子短大)、中島寿広(北海道工業大)

話題提供者: 丸井一誠(精華女子短期大)

要 旨: 平成25年6月付で第2期の教育振興計画が閣議決定された。教育振興計画は教育基本法に示された理念の実現と我が国の教育振興に関する施策の総合的・計画的な推進を図るため、政府として策定する計画のことである。大学体育に関わる教員として本計画を踏まえて、大学体育を通じた教育活動を行っていくことが適切であると考えられる。本ラウンドテーブルでは、第2期の教育振興基本計画に示された基本的な方向性や概要を基に、大学体育に関連する項目を提示する。その後、現在行われている大学体育に関する事例から教育振興基本計画に準じた大学体育の役割や課題について議論していきたい。

RT2 大学体育のICT 利用授業開発

企 画 者:

北徹朗(武蔵野美術大)、安部久貴(東京工科大)、髙橋宗良(杏林大)、橋口剛夫(帝京科学大)、田原亮二(名桜大)、岡田光弘(国際基督教大)、小林勝法(文教大)

話題提供者:

村瀬浩二(和歌山大)、安部久貴(東京工科大)

要 旨:

近年のInformation and Communication Technology(以下:ICT)の発展に伴い、大学などの高等教育機関のみならず、初等および中等教育機関においてもICT利用環境が整備され、ICTを活用した授業が積極的に行われている。大学体育におけるICT を活用したより良い授業開発の一助にするために、本ラウンドテーブルでは、話題提供者の先生方に義務教育機関でのICT利用事例をご紹介頂き、大学体育への応用という観点から検討する。 話題提供の具体的な内容としては、まず、あるモデル校におけるネットワークシステムの概要説明と個人スポーツ種目へのICT活用事例を提示し、続いて集団スポーツであるボールゲームにおける活用法についても紹介する。

RT3 オリンピック・パラリンピックと大学体育

企 画 者: 師岡 文男(上智大)

話題提供者: 真田 久(筑波大)

要 旨:

2020年東京オリンピック・パラリンピックの開催が決定した。これから開催まで6年と5カ月の間、学生が否応なく強い影響を受け、また終了後も一生覚えているであろうこのメガイベントを前に我々大学体育人は、どのように体育教育の中で扱い、またどのように研究していけば良いのか、永年オリンピック教育の研究・実践を続けてこられたオリンピック・アカデミー理事の真田 久先生に事例を基に提言をいただき、参加者の皆さんと共にブレーンストーミングを行っていきたい。

RT4 大学体育教員のキャリア開発プログラム体験ワークショップ

企 画 者: 奈良雅之(目白大)

話題提供者: 奈良雅之(目白大)

要 旨:

大学教員が研修等によりその資質・能力を維持・向上させることは大学教育の質保証という点で重要である。大学体育教員対象とした研修は授業改善・開発を目的としたものが多く実施されている。しかしながら、職階とともに変化する大学体育教員の業務全般に対する研修機会はきわめて少ない。企画者は、大学体育教員のキャリア形成に必要な資質・能力を獲得向上させる研修プログラムの開発に着手している。ここでは、その研修プログラムの一つを体験していただき、それに基づく意見交換を実施し、内容を深めてみたい。

RT5 大学における運動部活動指導の課題

企 画 者: 髙橋宗良(杏林大)、小林勝法(文教大)、北徹朗(武蔵野美術大)、中山正剛(別府大)

話題提供者: 小屋菜穂子(九州共立大)、髙橋宗良(杏林大)ほか

要 旨:

(公社)全国大学体育連合は、スポーツ指導における体罰・暴力を根絶させ、 日本国民が普くスポーツ文化を享受することを目指し、「運動部活動での指導のガイドライン」(文部科学省, 2013 年)を用いた共同研究を行った。共同研究のテーマは、(1)大学生の体罰や暴力に対する意識や実態を把握するための調査、(2)大学生に対して体罰・暴力問題を認識させるためのワークショップの2つのテーマである。 本ラウンドテーブルでは、体罰・暴力に関する共同研究の調査結果を紹介した上で、スポーツ指導における体罰・暴力問題について掘り下げて検討する。

 

 

>>PDFファイルはこちら>>第2回大学体育研究フォーラム_ラウンドテーブルレジュメ