日本体育学会第63回大会
日本体育学会・全国大学体育連合共催シンポジウム

「高等教育機関における体育の今,そして未来への展望
-大綱化から 20 年の取り組みを踏まえて-」

主催:

公益社団法人 全国大学体育連合
一般社団法人 日本体育学会

日時:

2012 年 8 月 23 日(木)午後2時より

場所:

東海大学 湘南キャンパス 松前記念館
神奈川県平塚市北金目4-1-1

<テーマ設定の趣旨>

1991 年7月に大学設置基準が改正されカリキュラム編成が自由になったこと(大綱化)を受け、必修 4 単位で構成されていた保健体育科目を選択制に移行する大学が増加した。
体育科目を必修として開講している大学の割合は 1998 年度には 45.8%まで低下した。その後再必修化する大学短大の割合が増え始め、2005 年には 71.1%までに達した(大体連の加盟校に対する調査)。この背景には、大学体育が教養教育という範疇を超えた付加価値を有していることが見直されたことがあると言えよう。つまり、大学で友人を作ることができない等、人間関係で悩みを抱える学生や、不規則な生活から就学に困難を来す学生の増加により、大学体育の使命である体力の維持・向上または健康的習慣といった身体面での健康づくりはもちろんのこと「心の健康づくり」としての大学体育の効用に関して再認識がなされたこと等が影響していると考えられる。

いわゆる大綱化から 20 年が経過して、変わりつつある大学体育の使命に基づき、様々な取り組みをしている大学、短期大学、高等専門学校の代表者に集まってもらい、高等教育機関における体育の役割、そして将来像に関して考えていく機会を持つためにテーマを設定した。

<パネリスト>

体育を再必修化した大規模校である東海大学の代表者:松本秀夫先生
外部評価と分野別FDを実施している神戸大学の代表者:柳田泰義先生
特色GPで体育が採用された青山学院女子短期大学の代表者:森下春枝先生
高等専門学校の代表者:篠村朊樹先生(木更津工業高等専門学校)

<司会・コーディネーター>

海老島 均 (成城大学経済学部 教授)
橋本 公雄 (熊本学園大学社会福祉学部 教授)

 

 

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