A 現役学生や選手に向けたセミナーとして、学生の競技力向上や障害予防など活動の現場で求められるような内容と、文武両道をめざし大学生活を送る上で援助となる情報の二つに大きく分けることができると考えられます。
(1)競技力向上や障害予防に関するセミナー例
- トレーニングの基礎から種目に応じたトレーニングプログラム作成に関する内容
- トレーニングを実際に行う際のフォームや補助方法に関する実技的な内容
- ストレッチングや疲労回復など体調管理のためのコンディショニングに関する内容
- トレーニング効果の向上や疲労回復を促すためなどの栄養管理に関する内容
- 自分の実力を練習通りに発揮できるための心理的な準備、トレーニングに関する内容
- 練習や試合の場面で起きたケガに対応するための応急処置に関する内容
(2)大学生活に関するセミナー例
- 運動部活動に力を注いできた学生が次の自分自身の方向性を見つけ出すための、セカンドキャリア教育に関する内容
- 学修に関する時間の確保や効率的な勉強を促すような学修支援に関する内容
- 大学で部活動のみでなく専門知識などを身につけるための文武両道に関する内容
- 青年期の問題として取り上げられやすい、飲酒・喫煙・危険ドラッグなどに対する内容
- 通学による交通ルールや日常生活で起こりうる問題から身を守るためのリスクマネジメントに関する内容
大学体育連合の課外活動支援特別委員会の2014年の課外スポーツ活動支援に関する調査結果では、スポーツ系クラブ・サークルの活動を活性化するための取り組みを実際に行っている大学は403校のうち166校(41.2%)、短大では166校のうち37校(22.3%)が「リーダースセミナーやキャンプ」を開催しているとの回答を得ました。詳細については、報告書をご確認ください。